ケースで異なる「墓じまい費用」50万～200万円が目安

PR：本記事ではアフィリエイト広告を利用しています

墓じまいの費用は50万円～200万円が一般的な目安です。価格に幅があるのは、お墓の規模、立地、処分方法、そして依頼する業者などによって大きく変動するからです。なので一概にいくらとは言いきれません。おおよその目安として50万円～200万円程度と覚えておきましょう。

では次は、費用変動の要因を1つずつ見ていきます。

「墓じまい」費用変動は、墓地の規模、立地、処分方法、業者、宗教儀式が主な要因

墓じまいの費用は、お墓の規模によって大きく変動します。ここではあくまでも筆者が調べた複数の価格リストを基にごく一般的な目安として、お墓の規模ごとの費用相場をリスト形式でまとめました。

※注意）ただし以下の費用はあくまで目安であり、実際の費用は、お墓の立地、処分方法、業者によって大きく異なります。必ず複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

「墓じまい」は、お墓の規模により費用の変動が起こる

墓じまいの価格は、お墓の規模や地域、必要な手続きによって変動します。以下に筆者が調べた一般的なお墓の規模に応じた価格の変動を示すリストを作成します。

◆お墓の規模に応じた費用の変動を示すリスト表

墓地規模	基本価格	含まれる内容	詳細
小型墓 (1㎡以下)	約30～80万円	墓石の撤去、墓地の平坦化、行政手続きの代行	墓石の数が少なく、作業時間が短いため比較的安価。
中型墓地(1～2㎡)	80～150万円	墓石の撤去、墓地の平坦化、行政手続きの代行	一般的なサイズの墓。墓石の数や種類によって費用が変動。
大型墓地(2㎡以上)	150～200万円以上	大型墓石や複数の墓石の撤去、広範囲の墓地の平坦化、行政手続きの代行	墓石の数が多い、石材が大きいなど、作業量が多い分費用も高額になる。

※注 意）上記の費用はあくまで目安です。

墓石の大きさや数、石材の種類によって費用は変わります。価格は、墓地の位置やアクセスの難易度、追加サービス（例えば、新しい墓地や納骨堂への遺骨の移設など）によってさらに上乗せされることがあります。また、地域によっても価格差が生じることが一般的です。

「墓じまい」は、どんな立地条件かということで費用が異なる

都心部か郊外なのか、アクセスが良いか悪いかなど、お墓の立地条件は様々で、また地域によっても費用が変動します。

「墓じまい」の墓石処分方法によっても費用が異なる

墓石の処分方法は、大きく分けて3つの方法があります。墓石の再利用、リサイクル、処分解体などです。この方法により費用が異なります。

「墓じまい」を依頼する業者によって費用は異なる

近年、少子高齢化や核家族化が進み、墓じまいの需要が高まっていることから、専門の業者や、石材店、葬儀社など、墓じまいサービスを取り扱う業者の数は増加傾向にあります。しかし依頼する業者によって、技術力やサービス内容、費用は異なります。

悪質な業者にご注意ください。契約前に、業者の評判や口コミなどをしっかりと調べて騙されないよう注意しましょう。複数の業者に見積もりを依頼するのもおすすめです。比較検討することで、適正な価格を知ることが出来ます。 契約時には内容をしっかりと確認し、不明な点は必ず質問するようにしましょう。

「墓じまい」の際の宗教的な儀式でも費用差がでる

「墓じまい」の際に、宗教的な儀式を行うかどうかは、ご家族の宗派や故人の信仰、そしてご家族の考え方によって異なります。一般的に行われることが多い儀式としては、閉眼供養が挙げられます。閉眼供養とは仏教の儀式で、墓石に宿ると考えられているご先祖様の魂を抜き、石をただの石に戻すための供養です。

これによって、ご先祖様の魂を新しいお墓に移したり、散骨したりすることができます。閉眼供養を行う理由としては故人の魂を安らかにするため、 古い墓を閉じることで新しい章を始めるという意味合いなどがあります。 宗教的な作法を守り、ご先祖様への敬意を表すために行うという意味合いもあります。

閉眼供養の流れとしては、菩提寺の僧侶に連絡し、閉眼供養の日程を調整、花・果物・お菓子などの供え物を準備、僧侶が読経を行い、故人の霊を鎮める。その後、墓石の清掃を行い、 僧侶が特別な作法によって、墓石から魂を抜きます。最後に墓石の撤去を行うという形になります。

閉眼供養は、必ず行わなければならないという決まりはありません。宗教観や家族の考え方によって、行うか行わないかを決めることができます。

仏教でも宗派によって儀式の内容は異なります。墓じまいの際の宗教的な儀式は、ご家族の考え方や宗派によって異なります。閉眼供養を行うかどうかは、ご家族でよく話し合い、決定することが大切です。

もし、宗教的な儀式について詳しく知りたい場合は、菩提寺の僧侶に相談することをおすすめします。

「墓じまい」費用内訳は墓石撤去、遺骨移転、墓地更地、各種手続き、寺への費用の5つ

墓じまいの費用は、大きく5つの項目で構成されています。1つずつ見ていきます。

「墓じまいの」墓石の撤去・処分費用とは解体やリサイクルする費用のこと

墓石を解体したり、リサイクルしたりする費用です。

「墓じまいの」移転費用とは遺骨を他の場所に移動させる費用のこと

遺骨を別の場所に移動させる費用です。

「墓じまいの」原状回復費用とは、墓地を更地に戻す費用のこと

墓地を更地に戻す費用です。

「墓じまいの」の手続き費用とは法律などに係る各種書類手続きにかかる費用

各手続きに必要な費用です。

「墓じまい」のお寺への費用とは、離檀費用や法要費用のこと

離檀料や法要の費用など、お寺に支払う費用です。

「墓じまい」費用を安く抑えるには「見積」「処分」「方法」を選ぶ

①複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、費用を抑えることができます。

②不要なものを処分する: 墓石や付属品など、不要なものを処分することで、費用を削減できます。

③シンプルな方法を選ぶ: 宗教的な儀式を簡素化したり、墓石をリサイクルしたりすることで、費用を抑えることができます。

「墓じまい」覚えておきたい3つの注意点

①費用はあくまで目安であり、実際にかかる費用は異なる場合がある。

②途中で追加費用が発生する場合もあります。

③墓じまいは専門知識も必要なため専門業者に相談することを大切。

「墓じまい」まとめ

墓じまいの費用は、様々な要素によって変動するため、事前に複数の業者から見積もりを取ることが重要です。また、費用だけでなく、業者の実績やサービス内容なども比較検討し、ご自分に合った業者を選びましょう。