年間190件の「墓じまい」北海道では年々増加の傾向

北海道のお墓に、供養の花を持ってきてお参りする画像
北海道のお墓に、供養の花を持ってきてお参りする画像

年間190件の「墓じまい」北海道では年々増加の傾向

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札幌市が運営する里塚霊園は、およそ2万6000区画ある大規模な霊園ですが、2023年8月からの1年間で190件の「墓じまい」があったと報道されました。今、北海道では「墓じまい」が増加しています。

2024年8月13日STVニュース北海道 年々増える「北海道の墓じまい」より

参考: 2024年8月13日STVニュース北海道「この先誰が…」墓の手入れや費用負担 子どもや孫の世代へ…年々増える「墓じまい」記事より

北海道の広大な自然の中に、ご先祖様のお墓がある方も多いと思います。しかし、時代は変わり、核家族化やライフスタイルの変化により、お墓の継承者がいない、遠方に住んでいるなど、このNEWSのようにいま北海道では墓じまいを検討される人が増えています。

この記事では、北海道での墓じまいについて、費用、手続き、注意点などを解説していきます。

北海道で「墓じまい」をする人が増えているのは継承者問題が一番の原因

北海道に限らず「墓じまい」は日本全国で増加傾向にあります。下記が総務省統計局が調べた過去10年間での「墓じまい」に関する統計データです。

◆墓じまいの10年間の増加を表す過去10年間の統計表

墓じまいの10年間の増加を表す過去10年間の統計表
過去10年間の「改葬件数」を表す統計グラフ

参考: 総務省統計局「独立行政法人統計センター」衛生行政報告改葬数(墓じまい)の 集計データーより

北海道で墓じまいが増加している原因には、少子高齢化が進み、お墓の継承者がいないというケースで増加しています。また、就職や結婚といった事情で 実家が遠方にある場合、お墓のお世話が難しく、墓じまいを検討する人もいます。

近年の 核家族化や共働き世帯の増加により、昔のような墓参りをすることが難しくなってきているといった現状もあります。また、 お墓の維持費が負担になっている場合に、墓じまいを検討する人もいます。

北海道での墓じまいの費用は、50~150万円程度が相場

北海道での墓じまいの費用は、墓じまいにどんな要素が含まれるかによって大きく変動します。以下は筆者が調べた「墓じまいの費用内訳の平均目安」と「墓じまいに関する費用項目」の一覧表です。これらの費用がすべて含まれ50~150万程度がおおよその目安です。

北海道での墓じまいの費用内訳の平均目安

北海道での墓じまいの費用内訳の目安一覧表
北海道での墓じまいの費用内訳の平均目安

◆北海道での「墓じまい」には、どんな費用がかかるかの一覧表

北海道での墓じまいにどんな費用がかかるかのを表した一覧表
北海道での墓じまいにかかる費用項目の一覧表

北海道での墓じまいでは費用が大きく違ってくるのが墓石の大きさです。お墓の広さが広ければその分解体費用や運搬費用が増加します。そのほかお墓がどこにあるかなどの立地条件、作業を行う業者によっても料金体系やサービス内容が異なります。

※尚、上記金額はあくまで目安になります、実際の費用は、お墓の状況、改葬先、業者などによって大きく異なりますので見積もりを取るなどして詳細は確認してください。

北海道での墓じまいの手続きには、8つの流れがある

北海道で墓じまいをしたいと考えたときにまず考えなくてはいけないことをあげていきます。勝手に墓じまいを行うことはできません。初めに①家族や親族の同意を得る必要があります。次に②改葬先(墓じまいをした後に納骨する場所)を決める。納骨先がお寺や霊園の場合は③事前に相談も必要になってきます。

その後、④解体業者を探します。そして⑤改葬許可証を取得⑥閉眼供養を行った後、⑦ここで初めて「墓じまい」の工事が行われます。そのあとは⑧新しい改葬先にご遺骨を移すという8工程の流れになります。

北海道のような雪が多く、冬が長い地域ではいつ行うかという事も問題になります。計画を持ってプランを立てないと墓じまいも思うように進まないというのが現実です。

一口に「墓じまい」「改葬」といってもかなりたくさんの工程があると思いませんか?「墓じまい」や「改葬」は個人で行おうとするとかなり労力がかかるのです。

一方墓じまいを行うときには注意点もありますのでそれらを見ていきましょう。

北海道で墓じまいをする際の注意点は、業者選びと専門知識

専門家に相談している老夫婦の画像

北海道で墓じまいを考える時には、複数の業者から見積もりを取って比較検討することが大切です。なぜなら墓じまい作業の費用は業者によって価格差があるからです。作業ができる期間も加味して余裕をもって見つける作業を行わないとなかなか業者が見つからないという問題も出てきます。

業者が見つかったら契約内容をしっかり確認し、疑問点は必ず質問して把握確認するようにしましょう。一人で全てを行おうとせず専門家の助けを借りることも大切です。

法律に関する知識だけでなく、宗教的な知識や慣習も必要となるため、専門家(弁護士、行政書士、葬儀社など)に相談することも必要になってきます。次は墓じまいを行う際のメリットとデメリットを見ていきます。

北海道で「墓じまい」をする最大のメリットは、お金と時間の負担軽減

お墓の維持には費用が必要になってきます。この維持費が不要になり経済的な負担を軽減できます。北海道の場合市内中心都市にお住まいでも、道内の遠方のお墓への墓参りするのはやはり大変です。この必要がなくなりまから時間的な負担を感じていた方にとっては軽減できるというメリットもあります。

全国同様、北海道でもお墓の管理をする者の高齢化などの悩みは大きな問題となっています。このようなお悩みがある方にとっては、お墓のことで悩まなくて済みますので心の負担を軽減できます。このように少子高齢化で継承者について悩んでいる方にとってはメリットがあります。

北海道で「墓じまい」をするデメリットは、心の問題と煩雑な手続き

メリットがある一方デメリットも考えられます。最初にご覧いただいた動画の中のインタビューでも話されていた通り、人によってはご先祖様とのつながりが薄れるように感じる場合があり、罪悪感を持つことなどの心の問題は大きなデメリットです。

地方に住む高齢者にはこの傾向が強くみられ、北海道でも長年同じ土地に住み先祖をお守りしているという自負がある恒例の方々にはこの罪悪感が強い方が多いです。

また、地方の寺院では少子化に伴い檀家の数の減少が大きな問題となっています。寺院の経営は檀家のサポートで成り立っているという事から離檀を良く思わない寺院が多いからです。


注意点の章で解説しましたが、墓じまいを行うときにはこれら心の問題や寺院との関係に加え、法律や宗教的な手続きが必要となり、煩雑で手間がかかるというデメリットも大きな問題です。

北海道で墓じまい|まとめ

北海道での墓じまいは、お話してきた通り「費用の問題」「家族間の問題」「離檀の問題」など様々な問題や手間のかかる手続きがかかります。ご家族の状況や考えに合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。

また、墓じまいに関する専門的な作業に豊富な経験と実績がある信頼のおける専門業者にお願いする事も考慮するとよろしいでしょう。

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