知らなかった!「墓じまい」と「離檀」でよくあるトラブルとその対策

墓じまいの供養でお経を読み上げる住職
墓じまいの供養でお経を読み上げる住職

知らなかった!「墓じまい」と「離檀」でよくあるトラブルとその対策

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「墓じまい」とは、現在のお墓を撤去し、遺骨を他の場所に移すことを指します。この過程で、寺院との関係を解消することを「離檀」といい、この「離檀」に様々なトラブルが伴うことがあります。独立国民生活センターに寄せられた相談の中には300万円の高額な離檀料を要求されたという事例もあります。

◆独立行政法人国民生活センターに寄せられたトラブル事例

80代 女性
80代 女性

自宅から遠く、自分も入るつもりはないので、墓じまいを寺に申し出たところ、300万円ほどの高額な離檀料を要求され困惑している。払えないと言うとローンを組めると言われた。

70代 女性
70代 女性

跡継ぎがいないのでお寺に離檀したいと相談したところ、過去帳に8人の名前が載っているので、700万円かかると言われた。不当に高いと思う。(70歳代 女性)

参考:独立行政法人国民生活センター「墓じまい 離檀料に関するトラブル」事例

離檀料には明確な基準がないため、金額に納得がいかない場合は、寺と話し合うことが重要だと注意しています。墓じまいには、寺が発行する「埋葬証明書」などの書類が必要です。また、家族や親族とよく話し合い、進めていくことも大切になってきます。

次に離檀に伴うトラブルにはどんなものが多いのかを1つずつ見ていきます。

離檀に伴うトラブル「高額請求」「離檀拒否」「遺骨の不返還」

高額な檀家料の請求に驚く女性の画像
高額な檀家料の請求に驚く女性の画像

高額な離檀料の請求

離檀料とは、檀家(だんか)を辞める際に、これまでお世話になったお寺に対して感謝の気持ちを表すために包むお金のことです。お布施と同じ性質のもので、正式な料金はなく「お気持ち」として渡されます。離檀料の相場は地域やお寺によって異なります。一般的には10万円から20万円程度が目安とされています。法要1回分のお布施と同じくらいの金額が常識の範囲です。

離檀を拒否される

寺院の運営は檀家の維持管理費に支えられているため、離檀を良く思わない住職もいます。離檀を拒否される場合、まずは理由を丁寧に説明し、誠意をもって対応することが重要です。多くの寺院では、離檀する際に「離檀料」を支払うことが求められます。この離檀料は、これまでの供養や管理に対する感謝の意を込めたものですが、支払いがない場合、離檀を拒否されることがあります。

経営が厳しい寺院ほど、檀家の減少が大きな打撃となるため、離檀を拒否するケースが増えています。寺院の運営は檀家からの収入に依存しているため、離檀を認めることが難しい場合があります。このような理由から、離檀を検討する際には、寺院とのコミュニケーションを大切にし、感謝の意を伝えることが重要です。また、離檀交渉などを専門に行っている代行業者に相談することも一つの方法です。

永代供養料の請求

また、一部の寺院では、離檀料に加えて永代供養料を請求することがあります。これは、寺院が今後も遺骨の管理や供養を行うための費用として求められるものです。

離檀時のトラブル回避に必要な注意点

墓じまいの意見がかみ合わない親族たちの画像
親族一同「墓じまい」で悩んでいる

事前の相談と感謝の気持ちを伝える

まず、離檀を決意したら、早めに住職に相談することが大切です。このような話は電話やメールで行うものではなくきちんと対面で話し合うことが大切だからです。そして丁寧に離団する理由を話します。そのうえで、これまでの供養や法事でお世話になったことに対して、寺院に感謝の気持ちを伝えましょう。これは、住職や寺院関係者との良好な関係を保ち誤解や感情的な対立を招かないために非常に重要です。

離檀料の確認

離檀料は法律で定められているわけではありませんが、感謝の気持ちを示すためにお布施として支払うことが一般的です。相場は10万円から20万円程度ですが、寺院によって異なるため、事前に確認しておく必要があります

親族との話し合い

離檀は家族全体の問題として捉え、親族と十分に話し合うことが大切です。例えば離檀料の金額について親族間で意見が分かれることがあります。特に、寺院から多額の離檀料を請求された場合、支払いの負担をどう分担するかで揉めることが多いです。

お墓の管理や移転に関する意見の対立も多いトラブルの1つです。お墓をどこに移転するか、誰が管理するかについて親族間で意見が対立、特に、遠方に住んでいる親族と近くに住んでいる親族で意見が分かれることが多いです。

寺院との交渉がうまくいかず、親族間で責任の押し付け合いが起こることもあります。特に、寺院が離檀を認めない場合や高額な永代供養料を請求された場合にトラブルが発生しやすいです。

そして遺骨の取り扱いについてもトラブルが起こることが多い問題の1つです。遺骨をどのように取り扱うかについて親族間で意見が分かれることがあります。例えば、遺骨を宅配で送ることに対する抵抗感や、新しい供養方法に対する意見の相違などが挙げられます。

これらのトラブルを避けるためには、事前に親族間で十分に話し合い、寺院との交渉も慎重に進めることが重要です。また、初めから専門家に相談することも有効な手立ての一つです。

専門家への相談も必要

何のトラブルもなく進められることに越したことはありませんが、何かしらトラブルがついて回ることが多いというのが筆者の経験上の感想です。トラブルが発生してしまった場合の相談先には、消費者生活センターや弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士を頼む場合は、墓じまいや離檀のトラブルに強い寺院法務や宗教法務を専門とする弁護士に依頼すると良いでしょう。これらの弁護士は、寺院と檀家(信徒)との間で発生する様々なトラブルに対応する経験と知識を持っています。

参考:独立行政法人国民生活センター全国費生活相談窓口

また、トラブルを避けるために初めから墓じまいの専門業者へ依頼してしまうというのも1つの方法です。トラブルを回避してスムーズに進めることが出来ます。

まとめ

墓じまいと離檀は、慎重に進めるべき重要な手続きです。まず、事前に十分な情報を収集することが大切です。墓じまいには、改葬許可証の取得やお墓の魂抜き(閉眼供養)など、いくつかの手続きが必要です。

また、離檀に際しては、寺院との話し合いが欠かせません。特に、離檀料の支払いについては、寺院ごとに異なるため、前もって確認しておくことが重要です。親族とも十分に話し合い、全員が納得した上で進めることが、後々のトラブルを避けるために必要です。

感謝の気持ちを忘れずに、これまでお世話になった寺院や僧侶に対して丁寧に対応することが大切です。また、離檀料については、法的な義務はないものの、感謝の気持ちを表すために包むことが一般的という事を頭の隅に置いておきましょう。このように、事前の準備とコミュニケーションを大切にしながら、円滑に進めていきましょう。

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【離檀代行に含まれる内容】
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